飼育環境

主食はペレットです


特にサザナミインコに関してはシードを消化する力が弱いためペレット食を推奨しております。

繁殖期の親鳥や雛の一人餌への切り替え~安定するまではウィットモーレンのエッグフードも使用します。

またこの時期はダイエットタイプよりブリーダータイプのペレットを使用できれば良いかもしれません。

サザナミは他のインコに比べてペレットへの切り替えが難しくないように感じます。

小さい雛の時期は十分な栄養が必要ですから、親鳥を通して雛も健康に育つよう気を付けています。

雛に消化の悪いシードを食べさせると未消化のままフンに出てきたり長時間そのうに溜まってしまうことがあります。

またインコたちに食事を楽しんで欲しいと思っているので、副食に消化の良いオーツ麦やドライ野菜・フルーツなども与えています。

食べなくてオモチャにする時もありますがそれでいいと思っています。

ペレット食を強制する気持ちはございませんので、オーナーさまとインコたちの間で色々と試して決めて下さればと思っております。

雛のパウダーフード


インコの種類や発育段階で使用するフォーミュラの内容は変えていますが、お渡しする頃にはケイティに切り替えております。

こちらではハイファットも混ぜて使用することが多いですが、ハイファットは販売されているお店が少ないです。

小型インコの場合、お渡しする頃は重要な時期を過ぎておりますので購入されるならイグザクトがお勧めです。

人口育雛で沢山の雛を育てていると、フォーミュラの内容で発育に与える影響が大きく変わることを知りました。

私の思う良いフォーミュラの基準ですが、発育が良いことと安全に与えやすいことです。
残念ながらそうではないフードもあります。

発育の具合は人口孵化雛の生後初日からの体重変化を集めて検証しています。

雛にとって何か不足や過剰な状態ですとトラブルを起こしたり発育不良になってしまいます。

また雛が飲み込みやすい状態でないと誤飲の事故が起こりやすくなります。

ケイティは少なくともちゃんと育ちますし入手も難しくないので、安心感があり無難なので一般的に選ばれていると思います。

とっても気に入って使っているフォーミュラがあるのですが日本では入手しにくいので省いております。

人口孵化や放棄された小さい雛を育てたい方向けに小分け販売しようかとも考えてましたが値段が高く入手困難なので考え中です。

サプリメント

通常完全ペレット食の場合やフォーミュラにビタミンを追加する必要はないようですが、状況に応じて必要なときはネクトンシリーズを使用するか病院でもらうことが多いです。

乳酸菌は雛にも与えています。

雛の温度環境

インコは室内飼育で成鳥でも寒い時期は保温をしています。

温度は雛の成長に合わせて変化が大きいのですが、お渡しする頃には28度くらいで飼育していることが多いです。

1羽でいる場合は寄り添うことが出来ないため、特に暖かくされても良いと思います。


保温はお好きな方法で良いと思いますが、サーモスタットを使用されると安心です。

使用している保温器はパネルヒーターや保温電球やインキュベーターなど色々です。


保温に対する考え方も色々かと思いますが、お渡し後に急な温度変化がないようにお気をつけください。

感染症対策

主に常在菌ではないPBFD(サーコウイルス)・APV(ポリオーマウイルス)・クラミジア(オウム病)などの代表的な感染症に対して重く受け止めております。


輸入卵個体に関しては在住の鳥たちと出来るだけ関わらないように配慮しております。

人口孵化の個体は生まれた時にはクラミジアやマクロラブダスなど持っていない病気もありますし、逆に持ち込む可能性もあるためです。

新しく我が家にお迎えする生体に関しては検査をすることが多いですが、過去のインコたち全てが全ての検査を受けているわけではありませんし、その後何がきっかけで入り込むかわかりません。

お渡しする個体が全ての病気をもっていない保証は出来ないことご了承ください。

ご心配な方のために、お渡し前でしたらお迎え前検査も出来ますので是非ご利用ください。

こちらで採取したサンプルの結果に対しては誠意を持って対応したいと思っています。

遺伝子検査が不要な方も多いので、遺伝子検査は別料金になっております。


遺伝子検査が必要な感染症よりも他の原因で体調を崩す場合の方が多いと思います。

食滞が起きた場合は細菌や真菌などの繁殖があると思って当日の受診をオススメします。